自分たちができることは、高所・勾配がある屋根の上で手元足元に...
2026/09/06
自分たちができることは、高所・勾配がある屋根の上で手元足元に注意しながら屋根の上に瓦を一枚一枚納め葺き上げていくことだけです
下地が腐食していないか、不備はないか、確認しながら安全確実に緊結していくこと 理想とする最終的な姿をイメージしながら、一つ一つ、一枚一枚を
腰を曲げ、身をかがめて汗を感じながら何千枚も材料を納めて、やっと一軒の家の屋根が完成します
部外者はハシゴを上って顔を出すことが少ないからか?いつもは無口な者も、屋根の上では人知れず作業中に独り言や鼻唄を口ずさむものが案外多いように感じます
「権門 上に倣れども
国を憂うる誠なし
財閥 富を誇れども
社稷をおもう心なし
あゝ人 栄え国亡ぶ
盲ひたる民 世に躍どる
治乱興亡 夢に似て
世は一局の碁なりけり」
被災地は人もまばらで穏やかです、人の話し声も聞こえないほど静かでした、でもそこには生きた人が間違いなく住んでいる
その人たちの心の中が同じように穏やかなのかどうか、屋根の上からではわからない
一枚でも多くのシートを片付けられるように、夏の日差しの中で一枚一枚の瓦を葺いていく
有限会社 本石産業





