いい街
2026/08/25
いい街
いい街とはどのような街か、各人は問われたときに何と答えるのか?
「笑顔の子どもがたくさんいる街」という一文が自分にはいちばん納得がいく もちろん異論は認める
人類史上ごく最近まで子供は未熟な、なりかけの大人としてしか認識されていておらず、教育の場でも発達心理学の上でも生産の場でも、矯正されるべき半人前のまさに、半製品としての価値しかなかった
子どもが子どもとして存在出来るふところの豊かさ、これがいい街としての指標の最たるものではないか?
ひるがえって、いまの日本では子どもの数より飼われているイヌネコの数のほうが多いという統計もある
「子どもの幸せは大人の責任」であるのであれば、隣人?であるイヌネコの幸せもまた飼い主や人間社会の責任であって、ひいては「イヌネコの幸せな街がいい街である」という定義は飛躍しすぎか?
今年の梅雨明けは早かった その梅雨明け最後の豪雨の朝、24日早朝の愛犬との散歩の最中に雨をよけるために立ち寄った高架下でキジトラの子猫を、このイヌが見つけた
雨になぞらえて
「しずく」と名付けた
思えば4年前の5月あたま、やはり雨上がりに初めてネコを敷地内で「拾って」以来はじまったネコ飼い生活において、しずくは4匹目の保護ネコとなった
8年前?の大水害のあと被害があった山村を、とあるご夫婦が離村し生活再建のため購入した中古住宅の雨漏り対応によばれた折に、わたしは当時の話をうかがったことがある
道路が崩壊して避難できなくなりヘリコプターが出動、ご夫婦はこれに愛犬とともに搭乗するところだったのだけれども
エンジンの爆音と烈風に恐れをなしてか、抱えられたご婦人の腕の中から抜け出した愛犬は降水帯豪雨の降る暗い茂みの中に駆け出し、限られた時間に機は迫っており連れ戻すこともかなわず
自分でエサを摂ったこともない愛玩犬が一匹、無人の山村に残された
「またイヌは、飼わないんですか?」
質問したことを今でも後悔している
3年前のウクライナ・マウリポリ製鉄所の地下施設に避難した、愛犬を抱えた家族を報道で見たときに、そのご夫婦のことを思い出した
もののけ姫の最後を、エボシ御前が「ここをいい村にしよう」というセリフで締めた
しずくはこの家で何年いきるのかな、この家をいい家にしたい







